Exhibition

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弥栄画廊では芸術家の書展を開催いたします。
中国より伝来した書道は、古来より東洋の文化人達の最も重要な芸術表現の一つであり、知識、教養、人格をあらわす端的なツールでもありました。
そして近代以降も多くの日本人芸術家は、「書」を表現手段として用いてきました。
日本画家をはじめとして、洋画家、陶芸家、小説家など様々な分野における一流の芸術家には、書を単体の作品として残している作家が数多くいます。反面、書道の専門家の中にも、その個性がアートとして認められているものが数多くあります。
彼らの書は一様に、上手下手という評価にとどまらないものがほとんどです。文字には、彼らの性格、教養、人生観、そして何よりもそれぞれの造形美を捉える感覚がこめられており、時には本業以上に、多くの美術品収集家の心をつかんでいます。
本展では、各分野の人気作家を一堂に展示し、文字による造形美の空間を提案いたします。




<香月泰男 Kazuki Yasuo>2009年8月24日~9月19日

弥栄画廊では、改装後初として約20年ぶりになる香月泰男の展覧会を開催いたします。
香月泰男(1911-1974)は、山口県三隅町に生まれ、その地で没しました。
シベリヤ・シリーズをはじめとする漆黒の絵画群は、日本の美術史において大きな存在感を放ち続けています。本展では特に作家の真髄をあらわすと思われる黒一色による60年代の代表的な作品に加え、版画、オブジェ、陶芸など作家の様々な側面を捉え展示いたします。「兵役から抑留、復員後のシベリヤ・シリーズと、ずっと永い間人間について自問自答しながら毎日を送ってきた私ではあるが、まだ死についての諦めはつかない。諦められるというのは、その人間に生きる意欲がなくなったときであろう。今日を今日として生きること―。生きることは、私には絵を描くことでしかない。それしか自分に納得できる生き方はない。今日は今日の絵を描き、絵具を塗る・・・」(画家のことばより)。